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大般若会

皆様のおかげをもちまして



昨日は角正の2月の年中行事



「大般若会」



が盛会のうちに終了いたしました。


今日は「大般若」について少し説明させていただきます。


「大般若」とは、「大般若波羅蜜多経」の略称で、


600巻余りの膨大な経典です。



紀元一世紀ごろより仏教の聖地インドに伝わっていたこの経典を、



「西遊記」で有名な三蔵法師が中国に持ち帰り、



更に4年の歳月をかけて漢訳し、完成させたものです。



つまり、「西遊記」で三蔵法師が白馬に乗って孫悟空たちをを供に従え、




幾多の苦難を乗り越え天竺(現インド)へ旅した目的がこの



「大般若波羅蜜多経」だったわけです。



除災招福・五穀豊穣・国家安寧を願う大変ありがたい経典ですが、



なにせ600巻の膨大な経典、他のお経のように一語一句を読経することが



不可能なため、導師様だけが金襴表装の大般若第576巻目「理趣分」を読み、



その他の僧侶が600巻を分担して転読します。



経文を読みながら各経巻を扇形に広げて左から右、右から左へと



交互に音を立ててめくります。



そのときにおきる風を「般若の風」といい、この風で尊いお経の功徳をいただきます。


DSC_0056.jpg


昨日は親戚・縁者約50名の皆様にご参集いただき、



参列者の方は勿論、世の中の病魔退散や諸願成就を念じました。



「大般若波羅蜜多経」〜



「降伏一切大魔最勝成就」〜
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風物詩

角正のお庭も広葉樹がほとんど落ち、



本格的な冬の到来を感じます



雪国高山では、



赤カブをはじめ、冬の保存食として



漬物が有名ですが、



当店でもこの時期になると、



昔ながらの製法で、木樽を用いて



漬物の漬け込みを致します。



昨日は「切り漬け」の仕込を致しました。



「切り漬け」は白菜と赤蕪の塩漬けですが、



さまざまな形で食します。




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